メタ坊
片付けめんどくさい!もう嫌だ!でも、今やめたら余計散らかるしな…
トレ男
ふっふっふっ…
メタ坊
なんだよ!人が発狂してる時にその余裕の笑みは!?
トレ男
あるよ…とっておきの秘策が!?チェルキーくんに教えてもらおう!
片付けってめんどくさいですよね〜。
何がめんどくさいって、考えるのがめんどくさいんですよ…もうただただ漠然とめんどくさいですw
ありがちなのが、片付けようと思って、一気に押入れからものを出したはいいものの、その物量の多さにやる気が萎えてしまうパターン。
最初の片付けのモチベーションが吹き飛んでしまい、もうめんどくさすぎて何もする気にならなくなります。
かくいう私もズボラな性格で、服は脱ぎっぱなしにしてしまいがちですし、出したものは出しっ放し、使いっぱなしは当たり前…部屋は散らかり放題でした…
しかし、心理学を活用しだしてからは、片付けがめんどくさくて嫌になるシチュエーションがなくなっていきました。
片付けのやり方は学校では教えてくれませんし、巷に出回っているもともと片付けが好きな方が書いているノウハウでは、ズボラな私には合わなかったのです。
当たり前ですが、科学的に有効だと証明されている心理学を活用する方が、片付けがうまくいく確率は上がります。
あなたも片付けがめんどくさい!っと思った時は、今回紹介する心理テクニックを活用してください。
きっとサクサク片付け始めることができるかと思います。
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Contents
片付けがめんどくさい時に使える心理テクニックとは?
片付けがめんどくさい時に使える心理テクニックは様々あると思いますが、今回紹介する心理テクニックは私が実際に行って片付けがはかどっだものをご紹介します。
進まない片付け、めんどくさい片付けはこの心理テクニックを活用すれば一気に解決するはず…
タスククラッシュ法
『めんどくさい!』そう思ってしまった時は、工程をもう少し小さくするようにしましょう。
片付けをしよう!といったって、具体的な行動は、
- 使ったものを元の場所に戻す
- いらないものを捨てる
- そもそも収納する場所が決まっていなかったら、どこに置くかを決める
そもそも『片付けをしよう!』という言葉ですが、この『抽象的な言葉+しよう!』という形式だと人はどうすればいいのかわからずに困惑してしまいます。
どういうことかというと、例えば誰かに『今日を充実した日にしよう!』と言われたとして、言われた側は、『で、一体何をすればいいの?』と思いませんか?
『今日何が食べたい?』と家族に聞いて、『美味しいやつが食べたい!』と言われると、『だからそれは何だよ!』と思いませんか?
このように『抽象的な言葉+しよう!』と考えると、人はどうすればいいのかわからないのです。
では、どうすればいいのか?というと『具体的な言葉+しよう』にすれば理解できます。
ダイエットを目標にしている人だとして、『今日を充実した日にしよう!』ではなく、『今日は1500kcal以内に摂取カロリーを抑えよう!』とした方が具体的でわかりやすいです。
『今日何食べたい?』と聞かれて、『美味しいやつが食べたい!』と言われるよりも、『牛ステーキが食べたい!』と答えられる方が、聞いた側はわかりやすい。
よって、『片付けしよう!』という『抽象的な言葉+しよう』も、『具体的な言葉+しよう』に変換していけば楽に動けるようになります。
つまり、タスクを細分化するのです。
片付けしよう!ではなく、
- ソファに山積みになっている服を洗うものと洗わないものに分けよう
- 洗い物をとにかく洗濯機の前に集めよう
- 机の上に適当に放置してある使いっぱなしのものを元の位置に戻そう
- 棚を移動させてもっと片付けやすい配置にしよう
- 台所の賞味期限が切れた調味料を集めて捨てよう
なので、覚えられるものではありませんから、紙に書き出したほうがいいでしょう。
そして、次の心理テクニックも意識して紙に書き出したほうがより効果的であると考えられます。さて、それは何なのでしょうか?次の心理テクニックをみてみましょう。
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ハーバード大学の〜秒ルール
それはハーバード大学が提唱している20秒ルールです。
ある用事をやらなければならない場合、その用事をいつもより取り掛かるまでの時間を工夫して20秒早く取りかかれるようにするとやる確率が上がり、逆に20秒いつもより時間が必要になるとやらなくなる傾向があることがわかっています。
つまり、先に紹介したタスククラッシュ法で、タスクを書き出す時も、20秒以内に取りかかれるような具体性を持って書き出してください。
例えば、『部屋にある散らかったものを元に戻す』という言葉では具体性が足りません。これだと『で、どこからやろうかな?』と迷いが生じて、それを考えている間に20秒経ってしまう人もいるでしょう。
そうではなく、机の上にある文房具類を元に戻して、そのあと、本を元に戻し、そのあとに残ったそれ以外のものを元に戻す…というように具体性をもって書き出しておくといいでしょう。
他にも、ソファの上に山積みになった服を片付ける…というのでは不十分で、ソファの上に山積みになっている服を、洗うもの、洗わないものに分ける…洗わないものはハンガーにかけて収納し、洗うものは洗濯機で洗う…と書き出します。
このように、そのタスクをやろうと思った時に、何の迷いも浮かばないように書き出すことで、20秒以内に取りかかれるようになりますから、この20秒ルールを生かしてタスクを書き出してみてください。
また、書き出すことでツァイガルニク効果もねらっていきましょう。ツァイガルニク効果については次の章で解説します。
ツァイガルニク効果
人はやりかけの仕事は最後までやりたくなるものです。紙にタスクを書き出しても片付けは完了ではありません。書き出して、そのタスクを完了させることで、片付けが完了します。
そのため、片付けがまだ終わっていない場合は、片付けがまだ途中までしか終わっていないように視覚化するといいでしょう。
具体的にどうすればいいのか?というと、紙に書き出したタスクで、完了したタスクは横線を引いて消していきます。
こうすることで、横線で消していないものはまだ終わっていないもの…つまり、片付けがやりかけであることが視覚的にみてわかるので、ツァイガルニク効果が働いて最後まで片付けをやりきることが期待できます。
ただ紙にタスクを書き出しても、最初の1歩が踏み出せないかもしれません。そんなことにならないためにも、次に紹介するイメージ法を活用しましょう。
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行動力がアップするイメージ法
片付けのコツを調べると、『理想の状態になった部屋の状態を思い浮かべましょう』と紹介される場合があります。
しかし、人は目標を達成した場面をイメージしても目標達成率には関係がないどころか、むしろ悪影響を及ぼす可能性すらあることがわかっています。
イメージする時の正解は、目標を達成するために行動している場面をイメージすることです。
海外で行われた実験:
とある実験では、学生を対象として2つのグループに分けました。
テストでいい点数をとる場面をイメージしたグループと、テストでいい点数ををとるために勉強している場面をイメージしたグループです。
そして、そのグループのテスト結果を比較したところ、テストでいい点数ををとるために勉強している場面をイメージしたグループのほうが平均点が高かったのです。
とある実験では、学生を対象として2つのグループに分けました。
テストでいい点数をとる場面をイメージしたグループと、テストでいい点数ををとるために勉強している場面をイメージしたグループです。
そして、そのグループのテスト結果を比較したところ、テストでいい点数ををとるために勉強している場面をイメージしたグループのほうが平均点が高かったのです。
つまり、目標を達成するには、目標を達成した場面をイメージするのではなく、達成するために行動している過程をイメージするほうが効果的。
なので、あなたが思い描く、理想の部屋でくつろいでいる自分をイメージするのではなく、理想の部屋にするために片付けに励んでいるあなたをイメージするようにしましょう。
ただ、そうイメージしても、それでもまだ片付けがめんどくさい!と感じて動けない人は、次の心理テクニックもぜひ活用してください。
それはあるものを数値化することです。
めんどくさいレベルを〇〇化してみる
あなたが書き出したタスクを1つ決めてください。そのタスクを実行するのが、どれくらい面倒なものなのか?数値化しましょう。
数値の範囲は100点満点中、何点か?で判断します。めんどくさすぎて絶対にやりたくないものは100点満点。そうでもないものは10点というように判断するものです。
これをするとどうなるのかというと、そこまでめんどくさいと思っていないことに気づけます。
例えば、床の上に転がっている服をネットに入れて、洗濯機に放り込む…というタスクがあったとして、それは100点満点中どれくらいめんどくさいものでしょうか?
めんどくさすぎて死んでもやりたくないものが100点だとして、おそらくかなり低い点数になるでしょう。
そうなると、これくらいのめんどくさいレベルならやってもいいか?と思えてきたりします。ちょっとここで私が書類整理をした時のことを例にしてご紹介しましょう。
例:書類整理のめんどくさいレベルを数値化する
私は書類整理の時にこの『めんどくさいレベルを数値化する』心理テクニックは特に役だったなと感じました。もちろん、書類整理…という言葉では抽象的すぎてまだまだ具体性に欠けますよ。
タスク・クラッシュ法でタスクを小さくしたほうがいいですね。
▼書類整理
こう書くと、まぁ、20や30くらいならやってしまおうと思えますし、この中では高得点な『保留したものをいるか?いらないか?分類する』というタスクの前まではせめてやってしまおうと思えるのです。
で、実際にやって、それでも面倒ならそこで中断させておいてもいいです。
ただ、あとはこの60点のめんどくさいタスクさえ乗り越えれば、あとは超簡単に書類整理が終えられると思うと、中断する方があとで面倒になると感じてきます。
なら、もう全部やっちゃえ!と思えてくるものです。
私は書類整理の時にこの『めんどくさいレベルを数値化する』心理テクニックは特に役だったなと感じました。もちろん、書類整理…という言葉では抽象的すぎてまだまだ具体性に欠けますよ。
タスク・クラッシュ法でタスクを小さくしたほうがいいですね。
▼書類整理
- 書類を一箇所に集める
- 明らかにいらないもの、考えないといけないもの、絶対にいるもの…に分ける
- 明らかにいらないものをビリビリに破いて捨てる
- 絶対にいるものを並び替える
- 考えないといけないものを捨てるものか?必要なものか?考える
- いらないものは捨て、いるものは先ほどの並び替えたものに加える
- ファイルにしまう
書類整理のタスク | めんどくさいレベル |
---|---|
書類を一箇所に集める | 20 |
いるもの、いらないもの、保留に分類 | 30 |
いらないものを破棄する | 1 |
絶対にいるものを並び替える | 5 |
保留したものをいるか?いらないか?分類する | 60 |
保留したもので、いらないものは捨てる | 1 |
保留したもので、いるものは保管する | 1 |
1つのファイルにしまう | 1 |
こう書くと、まぁ、20や30くらいならやってしまおうと思えますし、この中では高得点な『保留したものをいるか?いらないか?分類する』というタスクの前まではせめてやってしまおうと思えるのです。
で、実際にやって、それでも面倒ならそこで中断させておいてもいいです。
ただ、あとはこの60点のめんどくさいタスクさえ乗り越えれば、あとは超簡単に書類整理が終えられると思うと、中断する方があとで面倒になると感じてきます。
なら、もう全部やっちゃえ!と思えてくるものです。
このように数値化することで、心理的障壁を小さくして取り掛かりやすくする方法なのですが、ここにさらにある行動を加えることで、さらに片付けに取り掛かりやすくなります。
それがなんなのか?次の章で解説します。
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〇〇の効果がすごい
タスクごとのめんどくさい数値を書き出したら、次は『独り言』をしてみましょう。例えば、仮でいま、私が書類整理に取り掛かるとして、独り言をつぶやいてみました。
書類を一箇所に集めることから始めればいいなぁ、めんどくさいレベルは20か…これをやったら次はめんどくさいレベル30をやって、そのあとは1点と5点だから、最初さえ乗り越えれば60点のタスクまでは楽勝だな。
逆にこれをいまやらなかったら、ずっと書類整理しなきゃいけないな〜と想い続けないといけなくなるから、そっちの方が面倒だ。
とりあえず、机の上に、書類をボンボン重ねてしまおう…とりあえず、机の上にある書類から集めるかな…
逆にこれをいまやらなかったら、ずっと書類整理しなきゃいけないな〜と想い続けないといけなくなるから、そっちの方が面倒だ。
とりあえず、机の上に、書類をボンボン重ねてしまおう…とりあえず、机の上にある書類から集めるかな…
と、例えばこのような感じでつぶやいていきます。
人に話を聞いてもらえると自分の考えがまとまる…という話は聞いたことがあると思いますが、別に相手がいなくとも声に出して発することで頭が整理できるのです。
う〜ん、実に不思議ですが、このことを知ってから私は、甘いものを我慢したい時や、片付けでなくとも面倒ごとに取り組むときは独り言を呟いています。
朝、布団から出るのが嫌な時とかも、『あ、布団から出たくない、このまま布団の中にいたい。
でも、グズグズ布団の中にいたら朝の時間がどんどんなくなって、あー、どうしてもっと早く布団から出なかったんだろうと後悔してしまう。
でも、いきなり布団から出るのは嫌だ。布団の中でストレッチしてからなら出れるかもしれない、よしやってみよう…』っとこんなことをつぶやいて起きられるようになりました笑
でも、グズグズ布団の中にいたら朝の時間がどんどんなくなって、あー、どうしてもっと早く布団から出なかったんだろうと後悔してしまう。
でも、いきなり布団から出るのは嫌だ。布団の中でストレッチしてからなら出れるかもしれない、よしやってみよう…』っとこんなことをつぶやいて起きられるようになりました笑
いや、ほんとこれあなたにもやって欲しいですね!
さて、最終奥義と言いますか最後の手段もご紹介しましょう。これはできる人とできない人といるので、最後に紹介することにした心理テクニックです。
アフォーダンスをデザインする
アフォーダンスをデザインする…とは、つまり、環境を整える…ということです。
片付けがめんどくさい…だから、もうやらない!…とできてしまうのは、片付ける必要性がないから。
ここで友達を家に招待してしまえば、その日までに片付けなければならなくなるので、必要性が生まれます。これまで紹介したどの心理テクニックを活用しても、片付けられる気配を感じない人は、友人や恋人、親を家に招待しましょう。
ただ、招待する人が使えないのは難点なんですけどね…
これで無理な場合は、片付けのモチベーションを上げていく方法も試してみてください。
こちらに1分で片付けのやる気が出る方法をまとめた『片付けのやる気が出ない…そんな人でも1分でやる気がでる方法を公開』という記事があるので、参考までにどうぞ。
こちらに1分で片付けのやる気が出る方法をまとめた『片付けのやる気が出ない…そんな人でも1分でやる気がでる方法を公開』という記事があるので、参考までにどうぞ。
片付けがめんどくさいと思ってしまう心理は?
片付けがめんどくさいと思ってしまう心理は、片付けをしたくないので先延ばしにしたいという気持ちです。
まず最初にも解説しましたが、片付け…という言葉自体が抽象的ですから、考えることが多すぎますし、決断することもしなければならないので苦手な人は本当に苦手。
どうにかこうにか片付けても、しばらくすればまた散らかってしまい、再び『片付けしなきゃ…でも、めんどくさいな…』と思う状況に陥ってしまいます。
ですから、ぜひ二度とめんどくさい片付けはしなくて済むようになるまで片付けをしていただきたいです。
それはどうやるのか?ということについて簡単に解説しますね。
今後の片付けが楽になる方法
それはとにかく最適な物量にすることです。
基本的に多くの人が自分が管理できる以上に服や靴、カバンからタオルなど様々なものを所有しています。
物量が多ければ多いほど、あれはこうしないと…これはああしないと…で、あっちは…あ〜もう考えるのめんどくさい!もう嫌だ!となりがち。
例えば本来服は1週間分あればあとはローテーションするだけでいいのです。これはミニマリストになりましょうと言っているわけではありません。
そうではなくて、今一度、自宅にある物の量が多すぎないか?ちょっと振り返って欲しいのです。
この『捨てる』をやりきれば、今後の片付けが非常に楽になります。ぜひ今一度、自分にとって必要なものだけが家にある状態になっていないか?いらないもので占拠されていないか?考えてみてください。
捨て方は迷う人が多いので、こちらの『片付けで捨てる時の正しい判断とは!後悔しない捨て方を徹底解説』という記事を読んで後悔のないようにモノを捨てるといいかと思います。
片付けがめんどくさいと思った時は、今回紹介した7つの心理テクニックを組み合わせて実践してみてください。
片付けをどこからやればいいのか?迷うようでしたら、『片付けの順番はどこからやればいいの?効率の良い手順を徹底解説』という記事も参考になりますよ。
この記事を読んであなたも片付けがめんどくさい!と思うことがなくなっていければいいなと思います。
お役に立てれば幸いです。
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