あっくん
下腹部だけぽっこりする原因ってやっぱ食べ過ぎだから?
トレーナー
いや、そうとは限らないよ。病気の可能性もあるからしっかり見極めよう
あっくん
え?そうなの?下腹ぽっこり=脂肪のせいだと思ってた…
トレーナー
脂肪が原因と安直に考えるのは危険だね
「下腹がぽっこりしている…ああ、まだ脂肪が多いんだな…」と思ってしまいますよね?でも、原因はそれだけではないんですよ。
ぽっこりお腹には大きく分けて5つの原因があるんです。
その原因を知った上で正しい対策をしないと、なかなか解消につながらないんですよね。
脂肪だけが原因じゃないのに、『よし、ダイエットしよう』と無駄な決意をして、全く見当違いな『辛い食事制限』『苦しいトレーニング』を頑張ってなかなか解消しない…と悩んでしまうのってなんだかやるせないですよ。
確かに、脂肪も原因かもしれませんが、本当にそれだけなのでしょうか?
確かに、脂肪も原因かもしれませんが、本当にそれだけなのでしょうか?
まずは自分がなぜぽっこりお腹なのか?下腹がぽっこり出ているのか?原因を知り、その原因に合わせて対策を行うことが大切ですよ^^
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Contents
下腹部がぽっこり出る原因5つ
下腹部がぽっこりする原因は、大きく分けて5つです。
- 脂肪が多くて下腹ぽっこり
- 内臓下垂で下腹ぽっこり
- 便秘で下腹ぽっこり
- 内臓疾患により下腹ぽっこり
- 【女性特有】婦人科系疾患により下腹ぽっこり
脂肪が多くて下腹ぽっこり
誰しもが真っ先に思いうかべる理由ですかね。
加齢と共に脂肪が蓄積していき、ウエストよりも下腹にお肉がついて、重力により下に垂れぽっこりお腹になってしまう『中年太り』
太ったなーと思いながら、お腹を鷲掴みにしたり、ブルブル震わせたりするでしょうが、脂肪には皮下脂肪と内臓脂肪があり、腹筋に力を入れた状態でつまめる脂肪は皮下脂肪、
内臓周りについている内臓脂肪は筋肉より深層にあるのでつまむことができない脂肪です。
男性は内臓脂肪がつきやすく、女性は皮下脂肪がつきやすい…性質があります。
対策:脂肪が多くて下腹ぽっこりの場合
対策としては
- 運動により脂肪を燃焼させる
- 食事管理により摂取エネルギーを制限する
確かに、脂肪が原因の人は多いでしょう。
体脂肪が平均以上、BMI指数が24よりも上なのであれば、あなたの下腹がぽっこりな原因として、脂肪も原因の一つと考えられます。
体脂肪が平均以上、BMI指数が24よりも上なのであれば、あなたの下腹がぽっこりな原因として、脂肪も原因の一つと考えられます。
しかし…ちょっと待っていただきたいのです。
『脂肪だけが理由』ではない可能性も考え、全ての原因を知っておきましょう。
病気という場合もあれば、そうではなくて、ちょっとしたエクササイズで下腹ぽっこりが解消できる場合もあるのです。
内臓下垂で下腹ぽっこり
あなたは姿勢はいいでしょうか?
立った姿勢、座った姿勢がいい姿勢でないのであれば…
いい姿勢を維持できないのであれば…
下腹がぽっこり出る原因は、内臓下垂かもしれません。
内臓下垂とは、
腸や胃などの内臓は、これらを取り巻く筋肉や腹膜によって、本来あるべき場所に存在しています。しかし、何らかの原因で内臓が下がることがあり、その状態のことを「内臓下垂」と言います。
引用:ヘルスケア大学
本来あるべきところよりも、下に下に内臓が落ちてゆき、下腹がぽっこりしてしまうパターンです。
加齢と共に、重力に逆らう筋肉 抗重力筋の中でも、特に腹筋周りの筋肉、腹横筋や腸腰筋などの深層筋が衰えているとなりやすいです。
女性の場合であれば産後骨盤が開いたままで、かつ、妊娠による筋力の低下もあって内臓下垂になりやすいと考えられます。
また、運動や筋トレを定期的にしている方でも、深層筋、いわゆるインナーマッスルの筋持久力が弱ければぽっこりお腹は避けられないでしょう。
対策:内臓下垂で下腹ぽっこりの場合
対策としては、重力に逆らう筋肉を鍛えること。特に筋肉のコルセットとも呼ばれる腹筋の筋持久力を鍛えるのは効果的です。
筋持久力を鍛えるとは、具体的にどうすればいいのか?というと、よく思い浮かぶ筋肉を大きくさせる筋トレとは異なります。
必要なのは維持し続ける筋肉。
長距離走で長く走る体力をつけようと思ったらどうするのか?それはなるべく長い距離を毎日走るようにする。
では、筋持久力を鍛えるのは?というと、
なるべく長い時間力を入れた状態でキープし続けることです。
つまり、いい姿勢をなるべくキープし続けること
では、筋持久力を鍛えるのは?というと、
なるべく長い時間力を入れた状態でキープし続けることです。
つまり、いい姿勢をなるべくキープし続けること
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いい姿勢をキープすると実は、重力に逆らう筋肉を使ってキープをしていることになります。
それをなるべく維持することで、筋持久力が鍛えられて筋肉のコルセット効果で、下腹のぽっこりも解消されます。
産後で骨盤が開いていたとしても、筋持久力があれば、内臓を本来の位置でキープできるため、内臓下垂にはならないでしょう。
あっくん
とはいえ、いい姿勢ってキープするの難しいんだよなぁ
いい姿勢をキープするコツ(立った状態)
いい姿勢をキープしようとしても、結構しんどいですよね。
合わせて、コツもお伝えしておきましょう。
立った状態でつい猫背になるという方は、
親指ーカカトラインで立つように意識されてみてください。
親指からカカトラインで立つといい姿勢を維持しやすいです。
逆に、小指ーカカトラインで立つようにも意識されてみてください。
小指ーカカトラインで立つと思いっきり猫背になるのが体感できます。
これは重心がどこにくるかで体の取る体勢が変わることを利用した方法です。
本来であれば、重心は土踏まずあたりにあるのがいいのですが、姿勢が悪いと、どんどん外側に重心がずれて、悪い姿勢になってしまうのです。
それを正してあげる意識として、親指ーカカトラインで立つことをおすすめします。
いい姿勢をキープするコツ(座った状態)
座り姿勢でいい姿勢をキープするなら、座る前にいい姿勢を作ること。
どういうことかというと、座って猫背の状態からいい姿勢にして維持しようとするのと…
座る前、いい姿勢で立った状態をなるべくキープするようにして、いい姿勢で座ったまま維持しようとするのとでは、全く体感が変わります。
これはぜひ一度、やられてみてください。
体は元ある体勢を維持しようとする記憶形状的な動きがあります。
その仕組みを利用した方法です。
姿勢が崩れてきたら、再び立ち上がって、肩や腕を回しリセットしてから、再びいい姿勢の立ちの状態から、そのいい姿勢をキープして座りましょう。
1週間もいい姿勢をキープし続ければ、効果は期待できそうです。
実際、私はこれに合わせて、簡単なエクササイズも行って、効果が出ましたよ^^
便秘で下腹ぽっこり
便秘が原因になって、下腹がぽっこりする場合もあります。
便秘は女性に多い悩みですが、男性でも便秘である可能性はあります。
便は普通に出ている場合でも、気づいていないだけで便秘の可能性があります。
便が何日も出ていないなら、明確に便秘だと自覚できるかと思いますが、自覚しづらい便秘もあるのです。
男性であろうと、女性であろうと運動不足で座ることが多い方は、たとえ便通が普通だとしてもガスは溜まっているかもしれません。
- お腹が張る感じがある
- お腹が重い
対策:便秘で下腹ぽっこりの場合
便秘の原因は、腸内環境が悪いことですから、対策としては腸内環境を整えるために、善玉菌を増やして、悪玉菌を減らすような行動を取りましょう。
- 味噌、納豆、漬物など発酵食品を摂取する
- ヨーグルト、ヤクルトなどを摂取する
- お腹を温めて、内臓の働きをよくする
- 善玉菌のえさとなる食物繊維を摂取する
これに加えて適度な運動を心がけることです。
次からは病気により、下腹がぽっこりしてしまう症状です。
当てはまらないことを祈りつつ、確認されてみてください。
当てはまるかも?と思った方は、自分で判断せず、病院を一度受診されてみると安心しますよね。
当てはまるかも?と思った方は、自分で判断せず、病院を一度受診されてみると安心しますよね。
トレーナー
病気の線も念のため、疑ってみよう
内臓疾患による下腹ぽっこり
お腹の脂肪により守られている内臓に異変がある場合でも、外見の症状として、下腹がぽっこりしてしまう場合があります。
肝硬変
肝硬変とは、
肝臓の組織が硬くなり,本来の働きをしなくなってしまう病気(略)
腹部に水の溜まる (腹水) 症状も起る。
引用:コトバンク
お腹に水が溜まり起き上がっている時は下腹に水が流れ、ぽっこりお腹に見えます。
この水は腹水といい、寝転がると水は横に流れるため、横腹に移動する感じがあるようです。
水なので脂肪のようにつまむことができません。
水なので脂肪のようにつまむことができません。
下腹がぽっこりしているのとは別に、肝硬変の症状として、
- 背中や胸にクモ状血管腫がみられる
- 手のひらが赤くなる
- 目の白い部分や肌が黄色っぽくなる
- 尿の色が濃くなる
- かゆみを感じる
などが挙げられるため、確認してみましょう。
大腸ガン
大腸ガンとは、
大腸がんは、結腸・直腸・肛門で構成される長さ約2mほどの大腸に発生するがんである。
日本人において発症が多い部位は、S状結腸、直腸などであり、大腸がんの全体の7割を占めている。
どの部位にがんが発生した場合でも共通して見られる症状は、腹痛、腹部膨満感(お腹が張っている)
引用:がん治療.com
大腸ガンによっても、お腹が貼って下腹がぽっこり見えるようです。
そして、大腸ガンは初期症状がほとんどなく、大腸のどこがガン化してもみられる症状としては、
- お腹が貼る感じがある。
- 吐き気、腹痛になりやすくなる。
自分がガンであるかどうか?を症状が出るまで放っておくのはナンセンス。
ガン検診を一度も受けたことがない…という人は、まずガン検診を受けましょう。
ガンを早期に発見していれば、死なずに済む例はたくさんあります。
ガンを早期に発見していれば、死なずに済む例はたくさんあります。
ガンにより、お腹がぽっこりしている可能性もあるのに、脂肪だけのせいだと判断し、ダイエットをしてガンを悪化させたりなんかしたら、悲惨です。
まずは自分が健康体であるかどうか?を検査しましょう。
【女性特有】婦人科系疾患により下腹ぽっこり
下腹の中には女性ならではの臓器があり、その病気により、ぽっこりお腹になる場合もあります。
子宮内膜症・卵巣がん・卵巣嚢腫・子宮筋腫など様々な病気により、ぽっこりお腹は起こる症状です。
定期的な婦人科健診を受けられていない方は、1万円〜3万円程度で受けられますので、一度受診することをおすすめします。
その上で、何もなければ、脂肪が多い、内臓下垂、便秘のどれかでしょうから、その原因に合わせた対策を行うことです。
下腹がぽっこりする原因は、様々あります。
- 脂肪が多い
- 内臓下垂
- 便秘
- 内臓疾患
- 婦人科系疾患
脂肪が多いだけでぽっこりお腹なのであれば、運動と食事制限で解消できますが、そうでない可能性を検討せず、ダイエットをするのはいかがなものでしょうか?
脂肪以外でも下腹はぽっこりする症状が表れますので、一概に脂肪だけが原因と決めつけないようにしましょう。
当記事で紹介していることにより生じたケガ等トラブルに関しまして、こちらは一切の責任を負いかねます。
また、効果を保証することはできません。あらかじめご了承の上、安全、体調に気をつけて行いましょう。
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