腹筋が肉離れした症状は?筋肉痛との見分け方、治療法まで解説

あっくん
痛ててて…なんだか、こないだ運動してから腹筋が痛いな…筋肉痛だと思ってたけど、なんか違うような…

トレーナー
むむ!もしやそれって腹筋が肉離れしたんじゃないかな

あっくん
え!腹筋も肉離れすることあるの?放っておいても治るかな?

トレーナー
あるさ!放っておくのは、おすすめできないな…肉離れはクセになりやすいから、ちゃんと対処して完治させるべきだよ


腹筋は肉離れすることがあり、これは珍しいことでもありません。

症状にも2パターンあって、

  • 腹筋が肉離れして激痛が走る急性のもの
  • なんだか違和感を感じて、段々痛みが増してくる慢性的なもの
があります。

急性の時は、明らかな痛みなのでわかりやすいですが、慢性的だと最初は筋肉痛と勘違いしてしまうこともあります。


今回は、


  • 筋肉痛?肉割れ?どっちかわからない時の見分け方
  • 腹筋が肉離れした時、どのような症状に見舞われるのか?
  • 腹筋が肉離れした時は、治療法はどのようなもので、応急処置はどうやるのか?
  • 病院に行ったほうがいいのか?
  • 腹筋が肉離れしている時に運動はできるのか?

について、解説していきます。

肉離れはクセになりやすいとも言われているので、放っておくのではなく適切な処置を施しましょう。

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筋肉痛?肉割れ?どっちかわからない時の見分け方


筋肉痛と肉割れの見分けは、

  • 痛み始めた時期
  • 痛み始めてからの期間

で判断すると良いようです。



痛み始めた時期の違い


筋肉痛とは、要するに筋肉の炎症によるもので、翌日〜数日後に痛み始めるもの。
肉離れは、筋肉の『断裂』なので、肉離れを起こした直後から痛み始めるものです。

トレーニングや運動をしたその日から、違和感を感じた場合は肉離れの可能性があります。
違和感を感じるなら、病院にいって確認しておきましょう。



痛み始めてからの期間の違い


筋肉痛であれば、炎症がおさまる基本的には24時間〜48時間がほとんどでしょう。
ただ、久しぶりの運動による筋肉痛で、1週間と長引くこともありますが、基本的には長くても2、3日でしょう。

肉離れの場合は、筋肉の断裂であり、筋肉が再生しなければなりません。
よって、軽度な肉離れでも2週間〜3週間痛むことがほとんどのようです。

なので、腹筋に1週間以上の違和感を感じる場合は、肉離れしている可能性が高いと判断し、病院を一度受診されることをおすすめ致します。


激痛が伴えば、筋肉痛ではないことは明らかなんですが…ただ腹筋が肉割れした時、筋肉痛と勘違いする人も少なくありません。

腹筋に違和感を感じて、いつもの筋肉痛と違うな〜と不安に思った時は、
痛み始めた時期と、その期間を振り返ってみて判断されてみてください。

この2点に合わせて、肉離れした時、どのような症状に見舞われるのか?を知ることで、より正確に判断できそうです。



腹筋が肉離れした時の症状は?


症状は、腹筋の損傷がどれほどか?にもよりますが、主に3つです。

  • 損傷した箇所に痛みがあり、重症だと激痛が走りますが、軽いと筋肉痛くらいの痛み

  • 熱を感じ、腫れることもある

  • 内出血する場合もあり、重度だと凹んで見える

また、腹筋の肉離れは、腹筋損傷ともいい、損傷する箇所は、主に腹直筋で起こりやすいようです。

しかし、それ以外にも、

  • 中央の腹直筋
  • 左右の腹斜筋群
  • 腹横筋
で起こります。


腹筋は、朝起きるとき、椅子に座る時、歩く時、姿勢をただす時など、様々な日々の動作と関わってくる重要な筋肉。

その腹筋が肉離れしてしまうと、症状として、日常生活で常に腹筋に違和感や痛みを感じるようになり、重度であれば、歩くのが辛いほどです。

腹筋が肉離れしているかも!と思った場合は、応急処置をしておきましょう。

それにより、治りが早くなるでしょうし、悪化させることなく治癒させることで、早く完治させクセにならないようにしたいですよね。

続いては、腹筋が肉離れした時の治療法、応急処置を解説していきます。

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腹筋が肉離れした時の治療方法は?


応急処置からの、治療の流れとしての基本は3つあります。

それは、

  • 安静
  • アイシング
  • 固定
です。

腹筋が肉離れした時、炎症しているわけなので、まずアイシングしましょう。

アイシングの方法は、保冷剤が一番簡単でしょうが、保冷剤がない場合もあるかと思いますので、氷を入れた袋でもいいでしょう。

お風呂に浸かるのも、できれば避ける方が良さそうです。

そして、2、3日して炎症がおさまったら、今度は温熱療法として、温めて血行をよくします。そうすることで、自然治癒力が上がり治りが早くなるそうです。


しかし、一番大事なことは、『安静』にしておくことです。

とはいえ、腹筋は様々な動作で使う筋肉。安静にしておくと言われても、1日中寝ていられる訳でもありません。

なので、腹筋が肉離れした時は、サポーターで『固定』したり、テーピングで補助するようにしましょう。

お腹のサポーターと言っても、腹巻になるわけですが、炎症がおさまった後からつけることで、温めることにもなるので、一挙両得ですね。(ただし、くれぐれも腹筋が肉離れした直後につけないようにしましょう)

腹筋が肉離れした時のテーピング方法
ここで、サポーターはつければいいのですが、テーピングはどうすればいいんだ!という声が聞こえてきそうです。

これは動画を見ながら、一緒にやる方がいいと思いますので、わかりやすく解説されている動画をご覧ください。



腹筋が肉離れした時、テーピングすると、腹筋を安静にさせ休ませることもできますが、テーピングが補助になって痛みが出にくくなる効果も期待できるそうなので、ぜひKTテープを購入してやってみましょう。


腹筋が肉離れした時は病院に行くべきか?


腹筋の肉離れ具合によっては確かに病院に言った方がいい場合もありますし、一番手堅い方法とも言えます。

やはり、時間をとって一度、病院で診察を受けるべきでしょう。

肉離れはクセになりやすいとも聞きますし、きっちり完治させたいですからね。


ただ、それほど重症ではなく、病院に行く時間もないのなら、セルフケアでもなんとかなりそうだとは思います。

というのも、病院に行っても結局は『安静』にして、筋繊維が修復するのを待つしかないからです。

病院に行っても、『腹筋が肉離れしてますね』と診断され、痛み止めと湿布薬もらって終わりってことが大半でしょう。

ただ、そうであっても、万が一ってことも考えると、やはり病院には行かれたほうがいいかと思いますので、時間がない方は、『絶対安静』にしつつ、時間を作って病院に行きましょう。

病院に行くメリットは、

  • 明確に自分が肉離れかそうでないかがわかる
  • どれくらい損傷しているか、医者が診断してくれる
  • 薬をもらえる
  • これらにより、精神的に安心する
などでしょう。

腹筋が肉離れした時の治療費
デメリットというと語弊がありそうではありますが、それにかかる時間お金ですね。

どれくらいお金がかかるのか?というと、まず『どれくらい損傷しているか?』を見るには、MRIで映像をとります。これで数千円かかります。

そして、痛み止めや、胃薬、湿布薬などが処方され、その代金が請求されます。

一概には言えませんが、3千円程度〜1万円程度のようです。

病院に行くのが一番だとは思いますが、結局、安静にするしかないんだと思うと、やめとこうかなぁという気にもなります…

重度でない限り、まずは様子見でも良さそうですね!自分の体と相談してみて、自己責任で判断されてください^^

で、病院に行く、行かないにしても、腹筋が肉離れした時、治療までにかかる期間が気になりますよね。

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腹筋が肉離れした時の期間


冒頭でも紹介したように、症状によっては筋肉痛程度のものもありますが、軽い肉離れであっても、2、3週間は違和感を感じるようです。

また、なかなかこんなことにはならないでしょうが、完全に断裂までしてしまっていると3ヶ月以上かかる場合もあります。

あっくん
え!軽い肉離れで2、3週間もかかるの!?


げげ、そんなにかかるのかよ!と思ってしまう人もいるかもしれません。

でも、よくよく思い返すと、それくらいかかるのは必然でしょう。

子供の頃のことを思い返してみると…
道で転んで膝を擦りむいた時のことを思い出して見てください。

2、3日で果たして皮膚が再生したでしょうか?擦りむいた後が綺麗に消えるまで、それこそ2、3週間かかっていたはずです。

思いっきり擦りむいたときなんかは、数年、擦りむいた後が残ったことがある人もいるでしょう。

腹筋の肉離れは、膝を擦りむいた時のように、外から見えるものではありません。そのため、2、3週間と言われると、そんなに長いのか?とつい感じてしまいます。

とにかく、ほとんど1ヶ月近くかかってしまう腹筋の肉離れ…そんなことにならないにこしたことはありません。

そこで、腹筋の肉離れになる原因を知った上で、そもそも腹筋が肉離れしないように対策を行うようにしましょう。



腹筋が肉離れする原因


肉離れが起こる原因ですが、急に力を入れた時に腹筋が損傷することによって起こるようです。

例えば、スノーボードでジャンプした時、バレーボールのアタックの時、テニス、卓球、バドミントンのスマッシュの時、バスケのダンクシュートを決めた時、サッカーでボールを思いっきり蹴った時、野球で豪速球を打ち返そうとした時…

このように腹筋に急に力を入れることは、スポーツをしている人であれば特に、様々な場面で起こり得ることです。


ただ、だからと言って、スポーツしている人がみんな、腹筋が肉離れするか?と言われれば、しません。

それはなぜか?

そここそが、腹筋が肉離れする原因の根本と言えます。

そして、その根本となる原因とは、腹筋が硬いことです。

腹筋が柔軟でなく、硬いがために、その状態で急に力が入ると、腹筋が損傷して、肉離れとなってしまう。

つまり、腹筋が肉離れしないようにするには、

  • 日頃からお腹のストレッチを行うこと
  • 体が温まっていない時から、急激な運動を行わないようにすること
が、大切なのです。


腹筋が肉離れした時の運動はしていいのか?


腹筋が肉離れした時は、絶対安静が基本です。なので、腹筋が肉離れした時、運動はしていいのか?と聞かれれば、答えはNOでしょう。

しかし、前に説明した通り、腹筋が肉離れをしやすい人というのは、急に腹筋に力を入れることが多い、スポーツをしている人たちです。

そのため、絶対安静にしてしまうと、

  • 『練習しないと体が鈍る』
  • 『技術が衰える』
という問題があります。

今まで積み上げてきたものですから、体が鈍るのも、技術が衰えるのも、絶対に嫌なことです。

ただ同じように、だましだまし、軽めの練習をしようとする人や、軽くならいいとお医者さんに言われて運動した人の情報をあさっていると、結局はそれが原因となって、長引いてしまった、肉離れがクセになったように思うという声もあります。

なので、やはり絶対安静にして、早く完治させることこそが、
今よりより体が鈍らず、技術が衰えない一番の方法ではないか?と思います。

ただ『安静』にする以外に、早く完治させるために、やれることがあるとするなら、それは、栄養を摂取すること

筋繊維が修復するためには、タンパク質が必要です。

そのタンパク質を日頃、十分に摂取していないなら、日頃からタンパク質を摂取している人よりは治りが遅くなることが予想できます。

そのため、タンパク質を摂取するために、プロテインを摂取するなどすると、治りが早くなる可能性がありそうです。



腹筋が肉離れした時、症状としては、

『筋肉痛のような弱いもの、少し違和感を感じるものから、激痛が走るほどのもの』
のように、
その損傷具合によって、症状にもがあります。

もっとも重要なことは、『安静』にすることです。

無理に運動したりすると、長引いたり、クセになってしまうそうなので、完治させることを優先させましょう

そして、二度と肉離れしないように、運動前のウォーミンブアップと、日頃のストレッチは欠かさず行うことです。



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