賞味期限切れのペットボトルでも未開封だったら飲めるのかな?と思いますよね。答えは『基本、飲めますが、場合によっては飲めません』
ただ水、お茶、ジュース、スポーツドリンクなど未開封のペットボトルが何なのかによって飲める期間も変わってきます。
では、
- 飲める場合は、いつまで飲めるのか?
- 飲み物の種類によってどう違うのか?
- 飲めない場合とはどういう場合か?
実は私チェルキー自身は、もともと大学が防災関係ということもあり、防災意識が高く、飲料水を備蓄しようと色々調べたことがあります。
ペットボトルの飲み物が未開封で飲めるか?と気になって検索されている方は、
- 防災のための備蓄のために知りたい
- 目の前に未開封で賞味期限切れのものがある
どちらにせよ、知りたい内容は『賞味期限切れの未開封のペットボトルは、いつまで飲むことができるのか?』ですね。
今回は、お水以外にも、炭酸飲料、お茶、スポーツドリンクまで幅広くまとめていますので、ぜひ参考にされてくださいね。
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Contents
未開封で賞味期限切れのペットボトルは、いつまで大丈夫?
結論を言ってしまえば、
- 国内製造の水であれば、腐らないので味の変化がなければ、理論上はいつまででも飲めます。
- お茶、スポーツドリンク、炭酸飲料の場合は、半年くらいが目安とされています。
ただし、長期間保存しておくことで、
- 容器が膨張しているor凹んでいる
- 飲んだ時に味や風味に違和感を感じる
- カビが生えている
- 色が変色している
では、もう少し個別に未開封のままのペットボトル保有率が高い順番で補足を加えたいと思います。
水
ストック率がダントツに高いと予想される水。ちなみに私は有事の際のために水を備蓄しています。ただ水といっても種類があって、それぞれによって少し違いがあるようです、どれが一番備蓄に向いているか?という点も含め説明しますね。
水を種類別にみた違い
ペットボトルの水は、成分や加工方法により4種類に区分されています。
- ナチュラルウォーター
- ナチュラルミネラルウォーター
- ミネラルウォーター
- ボトルドウォーター
地下水を使い「ろ過・沈殿・加熱殺菌」以外の加工処理は行っていません。
ただし、ヨーロッパから輸入されたものは風味を重視するので、加熱処理が行われていない。
ナチュラルウォーターの中でもミネラル成分がたっぷりと含まれたもの。
ナチュラルウォーターに「ろ過・沈殿・加熱」以外の殺菌処理を行っているもの。
オゾン殺菌や、紫外線殺菌などをしたり、さらにミネラル成分も調整。
水道水、河川、蒸留水を飲料用に加工したもの。
保存性の高さから行くと有機物が入らないナチュラルウォーターが一番。ミネラルウォーターに関しては、賞味期限が1年〜5年と幅広く設定されています。
しかし、未開封で高温多湿を避けて保存していれば、基本的に国内製造のペットボトルの水は、どの種類でも腐らないので、いつまでも飲むことは可能です。
ただし、無味無臭の水だけに長期保存することで、
- ペットボトルのプラスチック臭さが出る
- 風味の劣化が起こる
- 周りのニオイが移る
そのため、常識の範囲内で考えれば、味や風味が変わらずに飲めるのは、せいぜい半年〜1年が良い所でしょう。
中には、「5年は大丈夫だろう!」というツワモノもいますが、う〜ん、やめといたほうがいいでしょうね。最悪はそうである!という認識ぐらいにしておくのがいいでしょう。
特に注意しないといけないのは…。
「エヴィアン」などの輸入製品は、水本来の美味しさを重視しているので、加熱殺菌が行われておらず、国により品質を維持する基準が異なるので、未開封であっても飲む際には、気を付けましょう。
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お茶で未開封のペットボトル
お茶のペットボトルって、意外と賞味期限が短い。
1ヶ月程度でしたら大丈夫ですが…、半年も経過してしまうと目に見えて液体が、茶色く変色していることが多いです。
仮に、色やニオイになんらかの変化がない場合でも飲む時は、まず軽く試飲した方が無難だと思います。
「もったいないから…!」と思って腹痛でも起こしたら、最悪ですよ。。
炭酸飲料で未開封のペットボトル
未開封であれば、賞味期限から半年から1年ほどでしたら、大丈夫とのこと。
ただし、保存状態や日数が経過するにつれて、炭酸が抜けて行き、気の抜けたジュースのようになってしまうこともあるようです。こうなってしまうと、飲めても美味しく頂くのは無理でしょうね。
スポーツドリンクで未開封のペットボトル
こちらも、半年位でしたら飲んでも大丈夫とのこと。ただし、半年以上過ぎたものを飲むと、お腹を壊す人が多いという情報がありましたので、注意して下さい。
とは言え、賞味期限が書いているのに、どうして過ぎてしまっても飲んでいいのでしょうか?
なんとなくは知っているかもしれませんが、体の中に入れることなので、ここで改めて賞味期限の意味を理解しておきましょう。
賞味期限ってどういう意味?
賞味期限とは「品質が変わらずに、美味しく飲食できる期間」を表示しており、賞味期限が切れたからと言って、すぐに食べたり、飲んだりできない訳ではありません。
ただし、あくまでも高温多湿を避けるなど、適切な保存状態に置かれていた場合なので、気を付けましょう。
なので、未開封のペットボトル飲料だったら、賞味期限が多少切れても、飲んでも大丈夫なのが分かりますね。
しかし、「いつまで美味しく飲めるのか?」となると、話しは別です。
ペットボトルの容器はプラスチックを原材料として作られています。そのための弱点があるからです。
それら弱点も押さえておきましょう。
ペットボトルの容器の弱点とは?
未開封のペットボトルであっても、
- 実は、完全に密封されていないので、微量な空気を通します。
- 光を通すので、直射日光の影響を受やすいです。
- 中の飲料が蒸発する。
- 外からのニオイが移る。
- 若干は、酸化するので飲み物が劣化する。
- 高温で保存すると、膨張して破裂する。
やはり、いくら未開封でも何年もたってから飲むのは、現実的ではありません。また、保存状態の影響もとても大きいことが分かります。
そこで災害にあった時のことを考え、備蓄すされる方は次のポイントを押さえて飲料水を保管しましょう。
- 洗剤や香料が強いモノの側に置かないこと
- 発酵や腐敗の原因となるので直射日光に当てないこと
ところで、期限切れの未開封のペットボトルの中で雑菌って、繁殖することもあるのでか?ご存知でしょうか。なぜこんなことを聞くかというと、いつまで飲めるのかということに深く関係しているからです。
こちらも説明させて頂きますね。
期限切れの未開封のペットボトルは、菌が繁殖している
ペットボトルは、未開封のものであれば、期限が過ぎても雑菌が入ることはないので、飲むことができます。
ただし、容器に傷があったり、直射日光を浴びると雑菌が繁殖する引き金になります。
さらに、一度キャップを開けてしまったり、直接口を付けて飲むと日持ちもしませんし、雑菌のすみかとなり、食中毒の原因となるので注意しましょう。
いずれのドリンクも保存状態にもよるので、いつまで飲めると一律に断定はできません。
飲む前にちょこっと口に含んで「違和感がないか」をしっかりと確認されることをおススメします。
水に関しては備蓄であれば、保存する時の注意点を守って、1年に1回正月の時にでもサイクルすると決めておけば、無駄にもなりません。
飲むぞ!と決めた方は、結果は自己責任でお願いしますね(^_^;)
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