メタ坊
ピアノの調子が悪いんだけど、もう寿命かな?
トレ男
平均30年とか聞くよね
メタ坊
子供の頃から使ってたから、できれば使い続けたいんだけどな
トレ男
なるほど、まずはピアノ歴12年のベテランに話を聞いてみようよ
どうも、ピアノ歴12年のTです^^
ピアノを弾いていると
- 鍵盤がうまく弾まない
- スムーズに動かない
そのような時に、「もう買い替え時かな?」と考えてしまいます。
しかし、ちょっと待ってください!!!そう考えている人に伝えたい話があります。
我が家の現役バリバリのピアノは、私の知る限り約20年使用しており、しかも中古で製造されてからは30年以上過ぎているんですよ。
『もうこのピアノも寿命なのかな…』と思う場面もありましたが、実はそれは大きな間違い。
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ピアノを愛する者として、これは他の人にも教えてあげたい情報だなと思い、今回「ピアノの寿命」について情報をシェアしようと思いました。
また、調律師さんから聞いた超絶オススメの「ピアノを長持ちさせるコツ」もあるので、こちらも紹介させて頂きますね!
Contents
ピアノに寿命はありません!
「アップライト型だと30年くらいしか持たない。」という情報を耳にします。
実はこれ、嘘です。
きちんと部品を交換することで、半永久的に使用できます。
ただし、ピアノは木で作られており、湿気や極端な乾燥に弱いので、置かれる環境に状態がかなり左右されるのは本当。
例外として、水害や火事などに遭ってしまった時には、残念ながら捨てざるを得ないことがほとんどです。
また、ピアニストや音大を受験されようとしている方は、求める音質が一般の方とは違うので、考え方が異なるかもしれません。
つまり、ピアノに寿命がないとしても、不調はあるわけです。
その場合はどうすればいいのか?というと、修理すればいいのです。
事実、一部を修理するだけで使わなかったピアノが蘇った事例をご紹介しましょう。
ピアノに寿命はない!修理すれば大丈夫
実は30年も使用しておらず、音程が狂っていたり、鍵盤の戻りが悪い時でも、チューニングやフェルトの交換などで簡単に対応できることも多いです。
費用も数万円で済みます。
使える部品をそのまま使い、ダメな部分だけを修理するのでそのピアノが持つ音色を維持することができ、コストも安いので個人的にはおすすめです。
ただし!!!
調律師さんの腕や考え方により違う上に、さらには悪徳商法の方も残念ながら大勢います。
そんな私も過去に2人の調律師さんに出会い、考えが違うので驚いた1人。
私の体験談をお話します。
衝撃的な私の体験談:
中古でアップライトピアノを購入して約1年の時でした。
どうもハンマーの戻りの悪さと音の狂いが気になって調律師Aさんに相談したところ…。
Aさん:「中古だしね、ダメでしょう。買い替えたらいかがですか?」
私:「えっ…。買って1年しか経ってないし、そんな品の悪いのを売ったのは、Aさんだよね!」(口に出しませんけど、心の中でね…)
その場は、お引き取り頂いたものの…、どうも納得が行きません。販売会社に問い合わせ、新しい調律師(Bさん)さんをお願いしました。
Bさん:「これは部品替えれば、全然大丈夫。孫の代まで使えるよ!ピアノは定期的にメンテナンスをすれば、半永久的に使えるよ。大切に使いなさい。」
しかも、この時の修理費用は、たったの1万5千円!(ビックリです…)
中古でアップライトピアノを購入して約1年の時でした。
どうもハンマーの戻りの悪さと音の狂いが気になって調律師Aさんに相談したところ…。
Aさん:「中古だしね、ダメでしょう。買い替えたらいかがですか?」
私:「えっ…。買って1年しか経ってないし、そんな品の悪いのを売ったのは、Aさんだよね!」(口に出しませんけど、心の中でね…)
その場は、お引き取り頂いたものの…、どうも納得が行きません。販売会社に問い合わせ、新しい調律師(Bさん)さんをお願いしました。
Bさん:「これは部品替えれば、全然大丈夫。孫の代まで使えるよ!ピアノは定期的にメンテナンスをすれば、半永久的に使えるよ。大切に使いなさい。」
しかも、この時の修理費用は、たったの1万5千円!(ビックリです…)
AさんとBさんの違いでお判りのように、いかに親切で丁寧な調律師さんに出会うかということが、ピアノの寿命にも深くつながるということです。
また、いかに調理師さんが凄腕でも相当ひどい状態の場合は一部のパーツ交換では修理できない場合があります。
そんな時はオーバーホールすれば修理できる可能性があるのです。
オーバーホールとは?
オーバーホールとは、ピアノの外部をはじめ、鍵盤、アクション、弦、チューニング、ハンマー、ダンパー、フェルト部分などすべてを一斉に取り替えること。
ちなみに、一部メンテナンスによる修理とは、
- フェルトの固い部分を取り替える
- 弦を一部入れ替える
で、気になるオーバーホールの費用ですが、だいたい平均して、アップライトピアノで¥450,000〜以上と高額になることが多いです。(修理会社によって異なります)
そして、大掛かりな修理であるがゆえ時間も掛かります。
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こうなると場合によっては費用面を考えると、新しく買い替えた方がいい場合が出てきます。
ただ思い出があるピアノの時には、直しても使用したいと考える方もたくさんいらっしゃることでしょう。
つまり、ベストは日頃のメンテナンスが重要であり、ちょっとした不調なら一部修理でOK。
相当ひどい状態なら、
- 高額なオーバーホール費を掛けて修理するか?
- 買い替えるか?
また、オーバーホールするか、買い換えるか?を判断するときに、オーバーホールによるデメリットも知っておく必要があるでしょう。
オーバホールによりデメリット
簡潔にまとめると、以下のようなことです。
- ヤマハ、カワイをはじめ各メーカーごとに使用する部品が違います。 なので、別の会社の物や安価な中国製品などを使われてしまうと、ピアノの響きが悪くなってしまう原因です。
- 修理会社によって、マイナーなメーカーのものは扱わないこともあります。 そのため、買い替えを勧められることも多いです。
オーバーホールのメリット
例えば、
- お母様が使われた思い出があるピアノを新品同様になる。
- 愛用しているピアノを使い続けることができる
自分の場合のメリット、デメリットを考える必要があるわけです。
注意したいこと:
何十年も経ったピアノを買い取り査定してもらってもお金にならないことの方が、多く、逆に引き取り費用を取られたなんて最悪のケースもあるので、新品同様になるのであればオーバーホールも一つの手段でしょう。
何十年も経ったピアノを買い取り査定してもらってもお金にならないことの方が、多く、逆に引き取り費用を取られたなんて最悪のケースもあるので、新品同様になるのであればオーバーホールも一つの手段でしょう。
最後に、私が出会った親切で技術力を持った調律師Bさんからピアノを長持ちさせるコツも教えて頂いたので、そちらをご紹介させて頂きます。
ピアノを長持ちさせる5つのコツ!
それは次の5つです。
- アップライト、グランドピアノのいずれも上部のふたを定期的に開けて換気をすること。
- 湿気が多い所や直射日光が当たる場所に置かないこと。
- 半年に1度、定期的にメンテナンスをすること。 私の体験から梅雨明けには、必ず調律して頂いた方が良いです。また、使わないからと放って置かずに、調律をすること。
- 湿気がひどい時には、ピアノ専用の乾燥剤を入れること。
- 湿気対策やカビ予防のためにもピアノのある部屋の換気を欠かさずに行う。
これらを私は全て実践しており、今でも現役バリバリで我が家で活躍中です!(弾いて楽しむには十分な音色です。)
長年愛用しているピアノを使い続けるというのは、ピアノと共に生きている感覚であり、自分の体の一部のようにも感じます。私はよほどなことがない限り、自分のピアノを使い続けたいと思っています。
ピアノも人間の体と同じ。私達が定期検診で健康状態をチェックするようにピアノもメンテナンスすることが必要です。
不具合があるからと買い替えなければならないものでもなく、一人の調律師さんに『これはピアノの寿命だ』と言われたら諦めないといけないものではありません。
縁あって自分の手元に来たのですから、必要な修理を行い使い込むのもまたいいものですよ^^
ピアノは繊細な楽器なので新品を購入しても、そのウチの環境に慣れるまでに時間がかかるのも事実。
また、高いピアノを購入したからといって、素敵な音色を奏でることはできません。
あくまでも上手に弾けるようになるのは、いかに練習するかということだからです。ぜひ、何件かのピアノの修理会社を当たって査定を受けてみましょう。
「もう買い替えなくてはダメかな?」と思った思い出深いピアノが、再び美しい音色を奏でられるようになるんなんてとっても素敵です!
この記事を書いた人はこんな人:
・元公的機関勤務で多趣味の専業主婦
・ピアノ歴12年
クラッシックメインでショパンをよく弾きます。ピアノには、支えられたと思うことばかりで私にとって大切なものです^^
・元公的機関勤務で多趣味の専業主婦
・ピアノ歴12年
クラッシックメインでショパンをよく弾きます。ピアノには、支えられたと思うことばかりで私にとって大切なものです^^
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