メタ坊
年金は最高いくら受給できるの?
トレ男
老後のことだから気になるよね
メタ坊
年金暮らしとか少し憧れるよ
トレ男
現実はどうかな…チェルキーくんに聞いてみよう
そもそも年金崩壊せずに残っているのかなとも感じますが、払うことが義務づけられているので払うしかありません…
私チェルキーは老後の不安を感じるので毎月決まった額を貯金用に口座に貯金しています。
で、ちゃんと払ったとして一体いくら年金ってもらえるんでしょうか?
年金の最高額、受給額の満額をファイナンシャルプランナーをされている方に聞いてきました。
小難しい話も多かったのですが、ここではその話を簡単にわかりやすくして、次のことをお話しします。
- 年金最高額はいくらもらえるの?(国民年金と厚生年金)
- 老後の生活していくために必要な金額は?
- ゆとりある老後生活を送るためには!
- なぜ年金保険料を支払わねばならないの?
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Contents
国民年金と厚生年金の最高額はいくら?
65歳から受給できる老齢年金は、
- 国民年金
- 厚生年金
それでは国民年金及び厚生年金の最高額はいくらになるのでしょうか?
厚生年金の場合
厚生年金の現実的な受給額満額は次の通りです。
年金受給額満額:230万円程度
月額:20万円をきる程度
(机上の空論では260万円となる)
さらに、どうすれば満額もらえるのか?など詳しくみていきましょう。
厚生年金で満額受給額をもらうには
厚生年金で満額受給額をもらうには、厚生年金でもっとも高くなる月給62万円以上を20歳から定年まで払い続けた場合、260万円が受給可能です。
ただ、20際からいきなりそんな給料もらっている人は皆無でしょうから、厚生年金を260万円の満額でもらう…というのは机上の空論になりますね…
なので、ここでは実際のところ、現実的にみた厚生年金の上限を算出しています。
厚生年金の場合、計算式は複雑で、
- 生年月日
- 報酬月額
- 被保険者期間
- 子供の数
平成29年度における年金受給額を決める算定基準によれば、標準報酬月額は1,355,000円が上限。
これにより厚生年金を満額貰った場合の金額も決まってきます。
平均的収入をモデルとした場合:
平成29年度の厚生年金額は、標準的な夫婦2人分の老齢基礎年金を含む月額は221,277円で、平成28年度の221,504円と比べると227円少なくなっています。
この金額は夫が20歳から40年間働き、平均的収入(ボーナスを含む)の42.8万円を所得し、妻がその間、専業主婦であった場合のモデルとなっています。
平成29年度の厚生年金額は、標準的な夫婦2人分の老齢基礎年金を含む月額は221,277円で、平成28年度の221,504円と比べると227円少なくなっています。
この金額は夫が20歳から40年間働き、平均的収入(ボーナスを含む)の42.8万円を所得し、妻がその間、専業主婦であった場合のモデルとなっています。
よって、平均的な月給を受給しつつ、学校を卒業してからずっと会社を辞めずに保険料を払うことで満額がもらえる…と考えて良さそうです。
こうしてみると国民年金だけでなく比較的年金額の多いとされる、厚生年金でもやはり豊かな生活を送ることは難しいと感じます。
なお個々の正確な受給額を知りたい場合には、日本年金機構の下記ホームページにアクセスして実際に計算することにより知ることができます。
(http://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/roureinenkin/jukyu-yoken/20150401-03.html)
国民年金の場合
国民年金の受給額満額は次の通りです。
満額の最高額:779,300円
月額:64,941円
さらに、どうすれば満額もらえるのか?など詳しく見ていきましょう。
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国民年金で満額受給額をもらうには
国民年金で満額受給額をもらうには、20歳から保険料を途切れることなく支払い続けることで満額を受給できます。
国民年金に加入する必要がある人は、
- 自営業
- 無職の人
毎月定額の16,490円(平成29年度)を支払うことにより、未納期間がなければ、65歳になると老齢基礎年金が満額支払われます。
しかし、未納期間が一月でもあると、最高額の老齢基礎年金を受領することはできません。
平成29年4月からの年金額は一人分で779,300円が満額であり、月平均に直すと1人64,941円となります。(これは前年度の月額が65,008円でしたから、67円少なくなっています。)
夫婦では倍の129,882円が最高額となりますが、これでは相当切り詰めなければ生活していくことはできないですよね。
変更ポイント:
受給資格要件は25年以上の加入期間が必要でしたが、平成29年必8月1日からは10年以上で老齢年金を受給できることとなりました。
また専業主婦は第3号被保険者と言い、国民年金に加入することになりますが、保険料については、第2号被保険者全体で負担することになりますので、直接の負担はありません。
受給資格要件は25年以上の加入期間が必要でしたが、平成29年必8月1日からは10年以上で老齢年金を受給できることとなりました。
また専業主婦は第3号被保険者と言い、国民年金に加入することになりますが、保険料については、第2号被保険者全体で負担することになりますので、直接の負担はありません。
以上のように、国民年金でも、厚生年金でも保険料が請求されてから、途切れることなく払い続けることが、あなたにとって満額支給となります。
で、満額を受給したとしても生活していくのはかつかつな事が想像されますが、一体、老後に必要な生活費とはどれほどのものなのでしょうか?
上述した国民年金と厚生年金の受給額で、生活を維持できるものでしょうか?
老後に必要な生活費はどのぐらいかかるものなの?
平成29年11月に総務省が発表した平成29年7-9月期の家計調査報告によりますと、2人以上の世帯の平均の支出は276,106円です。
よって、2人で25万円程度は生活費としてかかると思われます。
国民年金を満額貰った場合に夫婦で13万円ほどですので、必要な生活費を考えると12万円ほど足りない…
厚生年金の場合でも平均で20万円弱ぐらいが満額になりますので、5万円ほど足らない…
よって、別で仕事をするか、生活は切り詰めなければならないでしょう。
生活費には旅行などは当然入っておらず、家の改修など大きな費用が必要な場合にはその分を別途蓄えておく必要があります。
メタ坊
先のことを考えると泣けてくるね…
トレ男
いかに健康を保って働き続けるか…だよね…
ゆとりある老後を過ごすためには
年金額を最高額に近づけるためには、毎月の保険料を漏れなく支払いことが大事です。
学生やどうしても保険料を納められない場合には、保険料の猶予や免除の制度がありますのでこれを利用すると良いでしょう。
そのほかの対策:
国民年金受給者の場合には、70歳まで働き66歳~70歳までの希望する年齢から年金を受給する「繰り下げ支給」を選択し年金額を増やすのも一つの手立てです。
また国民年金加え、個人で所得控除の対象となる国民年金基金や確定拠出年金・貯金などに加入し将来に備えることも良いでしょう。
国民年金受給者の場合には、70歳まで働き66歳~70歳までの希望する年齢から年金を受給する「繰り下げ支給」を選択し年金額を増やすのも一つの手立てです。
また国民年金加え、個人で所得控除の対象となる国民年金基金や確定拠出年金・貯金などに加入し将来に備えることも良いでしょう。
厚生年金受給者の場合、夫婦では22~23万円ほど受給することができます。そのため、贅沢をしなければ生活は維持できると思います。
会社によっては厚生年金のほかに、企業年金や確定拠出年金などの制度で年金を上積みできる制度がありますよね。
企業年金などがあれば比較的楽に生活できますが、さらに貯蓄をしたり個人年金を利用すればさらにゆとりある老後を送ることができるでしょう。
メタ坊
僕はちゃんと支払えているのかな…
トレ男
職が変わったりしていると、どうだったか不安になるね…
では、一体、自分は払いもれなく支払えているのか?と確認したくなりますよね。
現状の自分の支払い確認はねんきん定期便でも確認はできますが、やはり不安でしょうから、一度、年金事務所に直接いって確認されることをお勧めします。
- 一体、自分はこのままならいくら年金がもらえることになるのか?
- 払いもれなどはないか?
年金事務者は混むし、でかけるのが面倒、電話で済まないの?とも思いがちです。
しかし!!!
年金事務所の電話対応はかなり評判が悪く、ストレスを感じた挙句、結局のところ『分からない』ということになる可能性があります。
一度、確認すれば、それ以降はきちんと年金を支払っていけばいいので、時間を調整しスケジュールを空けておきましょう。
その際、年金手帳をもっていくことをお忘れなく!
年金事務所は混みますから、暇つぶしができる本などを持ってでかけましょう。
昼時はスタッフがご飯にでるので、12:00に行くのは避けたほうがいいですよ!
最後に、年金ってなんで払わないといけないの?という漠然とした怒りにも似た疑問がある方もおられるでしょう。
あらためて年金をなぜ支払わないといけないのか?をまとめてみます。
法律で義務付けられているから仕方ない…というのはそうなんですが、きちんと理由を知っておくことで、支払う痛みも少しはやわらぐかも?
なぜ年金保険料を支払わなければならないの?
年金保険料を毎月支払っても生活を楽に維持できないのが普通であるにもかかわらず、なぜ高い金額を支払わなければならないのかふと疑問を感じることでしょう。
その疑問は当然の疑問であり、「自分で貯金をし、老後に備えれば年金に頼らなくともよいのではないですか?」という人もいます。
しかし、人は年齢を重ねると働くことが難しくなり、また病気や障害などの予測できないリスクが不意に襲ってくることもあります。
老後の自立した生活を維持するために、各々の個人が備えるのはどうしても限界があります。
そんな時に社会全体で支えていこうとする制度の一つが年金制度。
これにより安心して生きていくことができるのですね。
老いた場合のみでなく障碍者になった場合や大黒柱を失った時なども、年金でなんとか暮らしを維持していくことができます。
人の運命は知れず、予測できない事態がいつあっても不思議ではありませんよね。
若い人といえども、いつ障害年金や遺族年金のお世話になるかわかりません。
若いから関係ないなどとは言わず、将来の生活設計を立て、年金制度を知り将来に備えることが大事ですね!
国民年金の満額:79万/月7万未満程度
厚生年金の満額:230万/月20程度
年金だけで生活することには、不安がありますので、そのほかの対策を行う事が大切だなぁと感じますね。
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