風邪は亜鉛不足が原因かも!24時間以内に摂取して対策しよう

メタ坊
ちょっと風邪かもしれないなー

トレ男
その風邪もしかしたら亜鉛不足かもね

メタ坊
亜鉛不足???

トレ男
亜鉛不足は風邪体質を引き起こすんだよ…
チェルキーくんの知人に薬剤師さんがいるから教えてもらおう

ども、知り合いに薬剤師をもつ男 管理人のチェルキーです。今回は、その薬剤師さんに風邪と亜鉛不足の関係について教えてもらいましょう。

チェルキー:では、よろしくお願いします。

薬剤師:了解です!


その風邪、亜鉛不足が原因かもしれません!

私は普段、薬局にて薬剤師として働いています。 この頃、一気に寒くなり風邪で来局される患者様がグッと増えました。これからの季節は、なるべく手軽に風邪の対策をして身体の調子を整えておきたいもの。

私が風邪になったら:
私自身は、多少の風邪くらいでは薬は服用しません。それは余計な負担を体にかけてしまうためです。

それよりもより効果的だと思うのは、日頃の食事や、免疫を上げるための方法で対処することでしょう。

特に、亜鉛不足が原因で風邪になっている人も実は多いのではないか?と考えられます。

亜鉛不足が風邪の原因になることと、風邪かな?と思った時のセルフケアの1つとして、私自身も実践しますし、実際に働いている薬局でもおススメしている亜鉛の摂取について、ご紹介しましょう。

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亜鉛不足が風邪体質を引き起こす


風邪の対策や、風邪をひいた際に重要なのは、

  • 自己免疫を高めること

  • 代謝を促進すること
この2つに分けて、亜鉛と風邪の関係についてお話します。



自己免疫を高める



ウィルスが体内に侵入した時、身体では、それに対抗しようと免疫機能が一気に働き始めます。
この免疫が働くからこそ、私たちは風邪をひくと扁桃腺が腫れ、熱が上がるのです。

この免疫システムの働きこそが、風邪をひいている期間の短縮風邪をひきにくい身体にすることに大きく関わってきます。

そのため、免疫力が下がっている人では、ここの段階で上手に熱があがらず長引いてしまうケースが多いですよね。

ここで、亜鉛の登場。 亜鉛は、免疫を担当している細胞が機能発現することにとても深く関わっています。


亜鉛不足によって、以下のことがわかっています。

  • 免疫と関与する胸腺の活性が衰えること

  • 防接種の効果の減弱

  • 疫力が低下する

このことからも、亜鉛不足が免疫機能に影響することがわかりますね。



代謝を促進する



亜鉛は酵素の働きに関与しています。そして、酵素がしっかり働き、代謝が上がるということは、免疫力のアップにつながるのです。

それは、基礎代謝が下がってしまうと体温が下がり、血流が悪くなります。

血流の悪さは、免疫機能のある白血球が体内を巡る足枷となってしまうのです。 さらに身体中の老廃物がスムーズに排出されにくくなり、内臓機能も下げてしまうことにつながりかねません。

つまり、亜鉛不足は風邪をひきやすい体質を引き起こします。 逆をいえば、亜鉛の適切な摂取で、風邪対策、風邪をひいたときの対処ができるということです。


これらのことからもわかるように、風邪を引いたからといって薬をもらうことが第一ではありません。

日頃の食事や、免疫を上げるための方法で対処することが重要なのです。そして、そのために何が必要なのか?はもうお分かりですよね^^

メタ坊
風邪を引いたらすぐ薬飲んでたよ




亜鉛が風邪に効く



風邪かな?と感じたら、亜鉛を速やかに摂取してみましょう。

亜鉛は風邪の原因ともなるウィルス『ライノウイルス』が、粘膜にくっついて増殖するのを直接抑えることで、風邪症状の軽減や期間の短縮ができるという仮説もたてられています。

恵まれた日本の医療事情:
日本では個人の負担する医療費はそれほど高くありません。そのため、風邪をひいたかも・・と思ったら気軽に病院を受診することができてしまいます。

ですが、個人の医療費の自己負担が高いアメリカでは、軽い風邪くらいで簡単に受診することはめったにありません。


もし軽い風邪で病院に行き、薬が処方されれば日本円にして数万円の医療費が請求されます。仮に薬が処方されなくとも1万円違い金額が請求されるのです。(それに比べると日本は恵まれた環境ですね…)


で、アメリカの人たちはどうするのかというと、亜鉛の摂取が定番のようです。

実際に、臨床試験で亜鉛の投与により、風邪をひいている期間の短縮が認められており、風邪を早く治すのに亜鉛の摂取が意味をもたらすことが示されているのです。

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亜鉛は免疫機能と深い関わりがあるため、慢性的な亜鉛不足はウィルスに対抗できなくなります。

結果として風邪をひきやすい体質を引き起こす可能性があ流のです。 現代人は、食生活が乱れていたり、偏食傾向であったりと、亜鉛の不足が懸念されています。

それもそのはず、今日自分が『どれだけの亜鉛を摂取したか?』を意識して食事をしている人も少ないですよね。(ちなみに、このサイトの管理人は筋肉をつけるために、タンパク質の摂取量は計算しているようです)



亜鉛の効果的な摂取方法



食べ物でも、お薬でも、度が過ぎた摂取や摂取タイミングによって、効果の善し悪しがあります。

どうせ摂るのであれば、しっかり効果を得たいですよね。 ここでは、より効果的に、亜鉛を摂取する方法をご紹介します。

★摂取量を守ること
おおよその摂取量としては、1 日あたり 成人男性で 10~12 ㎎ 成人女性で 8~10 ㎎ 上記の量が最適とされています。

ちなみに、上限は 30 ㎎が許容範囲です。 過剰な量を継続して摂取していると、過剰症を引き起こす可能性があるため必要量は守って摂取す るようにしましょう。

外食の多い人や、風邪をひきやすい人、偏食がちの人などは、普段から予防として亜鉛をとってお くと安心だと思います。

※お薬の中には、亜鉛が含まれる薬も存在します。もし、服薬中のかたがサプリメントなどで摂る かたは薬局でぜひ相談してくさいね♪

★風邪をひいたら早めに摂取する
風邪をひいたかも!と思ったら、できれば 24 時間以内に亜鉛を摂取しておくと、より効果的であ ることが分かっています。 早めの亜鉛補給は、症状の悪化を防ぎ、回復も早まるとされています。


★加工食品に注意
食品添加物の中には、亜鉛の吸収や排泄に関係する成分もあります。 あまり過敏にならずに、亜鉛がうまく補えていないような時の参考程度にしてください。

・ポリリン酸ナトリウム
変色防止や舌ざわりを良くするために添加されます。(飲料水やハム、プロセスチーズなど) 亜鉛を体内から排泄してしまう働きがあります。

フィチン酸
商品の色合いを良くするため、変色や変質を防ぐ目的で添加されます。(パンや豆腐、発酵食品) 亜鉛の吸収を抑えてしまいます。


亜鉛不足は風邪をひきやすく、亜鉛の摂取自体も風邪予防、風邪対策として有効であることは知っていただけましたでしょうか?最後にそもそも亜鉛って何なのか?というお話をしておきますね!



そもそも亜鉛とは



亜鉛は、身体機能を正常に保つために必要な、“必須微量元素”と言われるものの1つです。

私たちの身体の中では、代謝や消化などのために200種類以上の「酵素」が存在しています。亜鉛は、これらの酵素が働くために必要な元素なわけです。

また、亜鉛は免疫機能の維持や細胞分裂の促進、DNAやRNA、蛋白の合成、神経系の働きを 正常に保つなどさまざま身体の機能の維持に必要な元素です。


味覚障害は、亜鉛不足が原因であることを耳にしたことはありませんか?味覚障害は体内での亜鉛不足による症状のひとつ。

私たちが味を感じるのは、舌の上にある味蕾(みらい)という細胞の働きによるものです。亜鉛は、 この味蕾の細胞分裂を促しているため、亜鉛不足により味蕾の働きが弱り、味を感じにくくなります。

私たちの身体には、亜鉛の貯蔵システムがないので亜鉛の摂取はとても重要なのです。


■亜鉛が多く含まれる食品例

カキ 煮干し 牛肉 レバー ゴマ ココア 栗 などなど

やはりカキの含有量がダントツですが、なかなか年中通しては難しいところがあります。ただ、変に意識しすぎることよりも重要なことは、なるべくバランスの良い食事をとって、いろんな食品から栄養素摂れるようにするといいですね。

人の身体とは複雑なもので、これだけ摂っていればいいというわけではありません。様々な食材をバランス良く摂ることが、健康を保つ秘訣です。

メタ坊
牛ステーキを毎日食べればいいんだね!

トレーナー
そんなお金ないけどねー


サプリメントの摂取は簡単ですし、とても効率的です。しかし、日常生活で無理なく出来るのであれば食品からバランスよく摂ることを、個人的にはお勧めしたいです。



日本で勘違いされている風邪薬の効能



日本で風邪になった時、自分で薬局で購入したり、病院で処方され、よく飲まれているお薬『抗生物質』が風邪自体に効くわけではない!ということをご存知でしょうか。

なぜなら、抗生物質は細菌に対する病気に効果の認められるものであり、風邪の主な原因となるウィルス感染によるものには効果的ではありません。(細菌による風邪もわずかにあります)

抗生物質は、ウィルスに対して効くわけではなく、免疫が下がっているところに細菌感染が起こり その炎症の悪化を防ぐために処方されるものです。


ウイルスと細菌が同じものという誤った認識があるからなのか、風邪は細菌が原因だと考えていらっしゃるからなのか、現在でもたまに、「風邪をひいたから抗生剤がほしい!」と血眼になっていらっしゃる方がいます。

しかし、2次感染や炎症が起きていない時点で服用しても何の効果もないばかりか、身体に余計な負担をかけることになってしまうのです。症状がどうしても気になるのであれば、風邪の症状に合わせた薬を選ぶことが大切です。

ちなみに、ウイルスと細菌の違いを一部対比させてご紹介すると、

ウイルス:抗生物質が効かない
細菌:抗生物質が効く

ウイルス:他の生物を宿主にして増殖する
細菌:自身で分裂し、増殖する

といったものがあげられます。

メタ坊
ウイルスと細菌って違う意味だったんだ…

トレーナー
知らない人は結構いるかもしれないね


亜鉛は私たち人間にとって必要な栄養素なんですよ。



亜鉛不足解消で元気な日常を!



私たちの身体に必要不可欠な栄養素である亜鉛。 そして、風邪との関係性についてご理解いただけましたでしょうか。

経験上、いつもすぐに薬が必要だと考える方は、なかなかその流れから抜け出すことができません。

自身で出来る事とは何か?を模索したり、身近なことに注目して根本を見直そうとしている方は完治も回復も早く、それ以降、風邪になりにくくなるように感じるのです。

年中風邪をひきやすいという方や、忙しく日々を過ごされている方たちなど、この冬は亜鉛不足の解消をして、風邪に負けない元気な身体で過ごせることをお祈りしております。

日頃の食事では到底、亜鉛は摂取できそうもないと思うなら、亜鉛サプリメントも選択肢に入れましょう。(実際、アメリカでは亜鉛はサプリメントで摂取する人が多いようです。)

どうぞ、日々の生活の参考にしていただければ幸いです。





風邪になってしまうととてもしんどいですよね…

もっと暖かい格好をしておけばよかった、栄養をとっておけばよかた…など風邪になってから、色々と後悔したりもします。

そうならないよう、風邪対策、風邪予防として、ぜひこのサイトを参考に亜鉛を摂取してみてください。また、あなたの周りの友人、家族にも教えてあげてくださいね^^


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