メタ坊
パスポートにもスキミング防止ケースは必要かな?
トレ男
不安だからとりあえず買っちゃおうかなって思うよね
メタ坊
でも、いらないならいらないで余計なお金は払いたくない…
トレ男
こう言う時は旅行のプロに聞くのが一番だよ!旅行業界で8年勤務していたYさんに聞いてみよう!
つい心配になってしまう案件の1つ、パスポートケースはスキミング防止用にしたほうがいいのか?と悩む人も多くいます。
海外では命の次に大切と言われるパスポートですから、厄介なトラブルや犯罪に巻き込まれないためにも、できることはしておきたいと思うのも当然です。
今回は、
- スキミング防止パスポートケースの必要性
- パスポートの管理方法
- スキミングに関して
結論としては、8年もの間、多くの方を海外にお連れし、自身も20ヶ国以上の海外旅行に行った経験から、
スキミング防止パスポートケースは必要ないと思っています。
その理由からまずは解説していきますね。
スポンサーリンク
Contents
スキミング防止パスポートケースを買わなくていい理由
スキミング防止パスポートケースは買う必要はありません!
私は仕事がら海外に行くことが非常に多かったのですが、現に持っていません。その理由は2つ挙げられますので、ご紹介していきますね。
理由1 ケースを外して使う場面が多い
まず、パスポートを使う場面というのは主に出入国の審査、いわゆるイミグレーションですね。
こういった場所では、必ずパスポートケースを外した状態でパスポートを係官に出さなければなりません。
また、国によっては、ホテルでもチェックインの際にパスポートを預けることがあります。そういった場合にも、ケースを外して預けないといけません。
そしてビザを取得するなどの理由で、旅行会社や大使館に預けるときにもケースは外します。
自分の手元から離れる時に必ずケースから外した状態にするなら、わざわざスキミング防止ケースを使っていても意味がないということです!
メタ坊
ケースに入れたままにはできないから意味ないってことか…
トレ男
2つ目の理由は何だろう?
理由2 仮にスキミングされても問題なし
そして次に、パスポートの情報をスキミングしても意味がないからです!
私たちのパスポートは2006年からICチップが組み込まれました。
ここには氏名や生年月日、旅券番号などパスポートに記載されている事項が書き込まれています。
しかもこういったデータは全て暗号化されて記録してあるので、読み込むにはパスワードが必要になるそうです。
このパスワードは、旅券面に記載されているのでICチップの中のデータだけを読み取ったところで、そのデータを何かに使うことはできないのです。
海外旅行に出かける際には、パスポートの紛失に供えて予めパスポートのコピーを用意しておくといいという話をよく聞きますよね?もちろんそれは正解。
しかし、このパスポートコピーを紛失するほうが、パスポート情報を悪用される可能性があるので怖いことなのです。
パスポートコピーの悪用とは?
パスポートに記載されているものは暗号化されていませんから、当然、身元がわかってしまいます。
身分証明書として、使えるものではありませんが、あなたの情報を使って詐欺を働いたり、あなた自身を騙そうと近づいてくる輩もいるかもしれません。
パスポートコピーは用意しておくことは大切ですが、絶対に紛失してはならないのです。
パスポートに記載されているものは暗号化されていませんから、当然、身元がわかってしまいます。
身分証明書として、使えるものではありませんが、あなたの情報を使って詐欺を働いたり、あなた自身を騙そうと近づいてくる輩もいるかもしれません。
パスポートコピーは用意しておくことは大切ですが、絶対に紛失してはならないのです。
つまり、スキミングを心配するより、うっかりやってしまいがちなミスを防いでいくことが重要になります。
メタ坊
なるほど、スキミングされることより、盗まれないことに集中すればいいのか
トレ男
そう言うことだね
安全なパスポートの持ち歩き方と保管方法
ここまではスキミング防止パスポートケースを買う必要がない理由をお話しました。
ただ、パスポートの保管はどうしたらいいのかわからない!という方もいるでしょう。
そこで、私の経験則から、海外旅行先でのより安全なパスポートの持ち歩き方や保管方法に関してご紹介したいと思います。
スポンサーリンク
季節によっても変わる持ち歩き方
まず、海外旅行用品コーナーでよく売られている普通のパスポートケース。
首からかけたり、ウエストポーチのように腰に巻いたり…まさに肌身離さずパスポートを持ち歩くことができますね。
これは冬の旅行なら使えます。厚着をしているので、服の下にゴワつくケースを入れていてもあまり見た目にはわからないでしょう。
しかし夏となると話は別!薄手のシャツなどの下にこんなケースを持っていれば、『貴重品はここですよ』と他人に教えていることになります。
また、なんせ暑いのでケースが汗でぐっしょりになり衛生的にもよくありません。
夏はカバンの内側のポケットに入れて、いつもそのポケットが体に密着するように来る位置でカバンを持つと安心です。
メタ坊
季節によっても保管方法が変わることがあるのか…
トレ男
夏の保管方法は要注意だね
日本人がついやりがちな行動
リュックサックはカバンの開け口が自分の目の届かないところにくるので防犯上はあまりおすすめできません。
基本的に海外ではパスポートを含め貴重品は、常に持ち歩くようにします。ビュッフェスタイルの食事のときにも、席にカバンを置いて料理を取りに行くのは絶対NG。
日本だと貴重品を置いて、お手洗いに行ったりするなどついしがちですが、かなりの確率で盗まれると思ってください。
ちょっとしたコツ:
普段使いのカバンのほかに、食事のときに貴重品だけを入れておくような小さなバッグも持って行くと安心ですよ。
簡単なことと思われるかもしれませんが、このように意識することがなにより大切。
パスポートに対して意識を向けておくことで、そのほかのものの紛失や盗難に遭う確率もぐっと減るんです。
普段使いのカバンのほかに、食事のときに貴重品だけを入れておくような小さなバッグも持って行くと安心ですよ。
簡単なことと思われるかもしれませんが、このように意識することがなにより大切。
パスポートに対して意識を向けておくことで、そのほかのものの紛失や盗難に遭う確率もぐっと減るんです。
私は添乗員として働いていたことがあり、自分で実践しお客様にもおすすめしていた方法なのでぜひ皆さんも実践してみてください!
メタ坊
日本のクセが出ないようにしないとな…
トレ男
日本だと平和だねー
クレジットカードは話が別!スキミングされるとかなり面倒
最初にパスポートに書き込まれたICチップの情報はスキミングしても読み解くことができない。そのため、悪用はできないとご紹介しました。
では、クレジットカードの情報はどうでしょうか?
これはかなり容易にスキミングされ、しかもすぐに悪用されてしまうので、パスポートのスキミングより注意しなければなりません。
どういった場面で旅行者がスキミングの被害に遭いやすいか?というと、買い物の際にクレジットカードを利用した時、現地のATMを使ってキャッシングした時です。
買い物でクレジットカードを利用することは金額によっては避けられません。
高額な買い物をする場合には、お店や店員の雰囲気など信頼できるところかどうかしっかり見極めましょう。
そして現地のATMからキャッシングすることはできる限り避けましょう。
これは出発前にきちんと両替をするか日本円を持っておけば避けれることですね!
実際に被害にあった私の体験談:
恥ずかしながら私はクレジットカードのスキミング被害に遭ったことがあります。
自分の知らないところで、高額な取引がされており気が動転してしまいました。しかし、カード会社の指示に従い、適切な処理を行えば金銭的な被害はありません。
ただ、どうしてもそれにかかる手間があり、煩わしさは回避できないのでクレジットカードを使う場面は慎重に選んでください。
恥ずかしながら私はクレジットカードのスキミング被害に遭ったことがあります。
自分の知らないところで、高額な取引がされており気が動転してしまいました。しかし、カード会社の指示に従い、適切な処理を行えば金銭的な被害はありません。
ただ、どうしてもそれにかかる手間があり、煩わしさは回避できないのでクレジットカードを使う場面は慎重に選んでください。
海外に出かける際には、クレジットカードは複数枚持ち、最低でも1枚は財布から出してパスポートと一緒に保管しておくのがいいでしょう。
万が一財布やカバンの盗難に遭った場合にも、全て盗られてしまうのと手元に1枚でも残っているのでは、手続きの煩雑さや精神的な負担も変わってきますよ。
メタ坊
なるほど!よくわかったよ
トレ男
クレジットカードは極力使いたくないね
スキミング防止パスポートケースは必要ではないということをお話してきました。
それよりも気をつけるべきことは、こちらの2点。
- パスポートコピーの紛失のほうがリスクが高い
- クレジットカードのスキミングのほうが確率が高い
そしてパスポートは移動や外出の度に、所在を確認するようにしましょう!
この記事を書いた人はこんな人
・世界20ヶ国以上の海外旅行経験者
・学生時代、ドイツに留学経験あり
・旅行業界に8年勤務経験あり
・現在、アメリカ在住
という主婦の方にご協力いただきました。
・世界20ヶ国以上の海外旅行経験者
・学生時代、ドイツに留学経験あり
・旅行業界に8年勤務経験あり
・現在、アメリカ在住
という主婦の方にご協力いただきました。
スポンサーリンク